2021/07/15_

 夢を見た。全部が終わりに向かっていて、全員が終わり行きの電車に乗る夢。

 終わりの前の駅で死んでしまった人たちが居て彼らの追悼が車内で執り行われる。最後に向かって走る電車の中では様々な人間の感情が渦巻いて、誰かと離れ離れになった人、誰かに阻まれた人、誰とも繋がれなかった人たちの思いがあちこちで噴出する。でも次の瞬間には誰もが眠り始めていて、私も誰かの膝枕でまどろんでいた。終わるってそういうことなのか、と思った。

 

 昨日は用事で出掛けて帰ってから書いて500文字ぐらいだった。途中で中断しなきゃいけなくなって、帰ってきてからはどうもなんとも。とにかく楽しくない、楽しいってなんだ、楽しいを感じられない、と脳がうるさくなったので気が散ってしょうがない。ホラーボイロ動画を見まくった。面白かった。

 

 ところで楽しいってなんだ。退屈だと感じる暇がないことが楽しい? いや必要条件の一つではあっても十分条件ではない。例えばどんなことが楽しい。多分白い部屋でペンキ振り回しながら大声で叫んで走り回ったら楽しい。ゲームで恐らく想定されてない動き、下り坂を滑る間にアイテムを回収させるところでジャンプ連打で逆走するとか、ができると楽しい。……多分規範を破ると楽しい。ゲームのルールを破壊して勝利するとか、常識的な行動の埒外で面白いことを見つけるとかすると楽しくなる。

 すると人一倍楽しいことをしたければ人一倍規範を知っていなければならない。お金があればシュミレーションゲームを大人買いしたいところだが、バイトしてないのでお金がない。どこにいけばルールを集められるだろうか。